この記事では、パパとママにおすすめなmamaroという個室授乳室について書いています。
夫と2ヶ月の息子を連れてお出かけした際に困るのが、授乳場所やおむつ替えの場所を探すこと。
私は息子を母乳で育てているのですが、授乳できるスペースって少ないなあと感じます。
しかも、授乳できるスペースがあっても、その仕切りがカーテンだけ。
授乳中に誰でも入ってこられる可能性がある状況……
これってママからすると非常に怖いです。
実際、授乳室のあたりに不審者がいることも多々あるようなので、不安ですよね。
困っているのはママだけではありません。
パパが入れない授乳室、おむつ替えのない男子トイレ……
パパが子どものお世話できる場所は、ママと比べて少ないんですよね。
先日のお出かけで見つけたのが、mamaroという子どものお世話ができるお部屋です。
(お部屋というにはちょっと狭いかもしれませんが……。)
今回はmamaroについての概要や使ってみた感想をお伝えします!
パパも入れてママも安心な個室授乳室、mamaroとは?
mamaroとは、上記の写真のような完全個室のベビーケアルームです。
Trimという会社が作ったもので、商業施設や公共施設をはじめ、様々な場所で導入され始めています。
mamaroの特設ホームページは、mamaroの導入を検討している企業や自治体に向けて作られています。
ただ、内装などは私たち利用者もわかると思うので、以下に公式ホームページを載せておきます。
中の広さや利用方法などについては、以下に書いておきます。
mamaroでできること
授乳はもちろん、おむつ替えや離乳食もあげてOKで、赤ちゃんのお世話ができるベビーケアルームとして利用できます。
mamaroはどんな人が使える?
mamaroは子育てをするママやパパ、そのお子さんが利用できます。
mamaroの広さや中はどんな感じ?
mamaroの大きさや広さは、以下の通りです。※mamaroの公式ホームページを参考にしています。
中はこんな感じです。↓
中に用意されてる設備は以下の通りです。
mamaroに入って左側にメインのソファーがあります。↓
↑ソファーに座ると、左側にはmamaroの使い方ガイド、左側にはソファーの前にあるモニターが操作できるタッチパネルがついています。
ソファーの前に置いてあるモニターはこんな感じです。↓
↑最初に入った時はこの画面ですが、扉の鍵を閉めて利用し始めると、
mamaroの広告やアンケートなどが表示されます。
モニターのおかげで、授乳中もママが退屈しないで済みそうだね!
メインのソファーの他に、可動式の小さめのサブソファーがあります。↓
↑メインのソファーにサブソファーをくっつけると、おむつ替えができます。
2人お子さんを連れた方だと、サブソファーに上のお子さんを座らせておくのも便利そうです。
サブソファーの近くには、重さ5キロまでの荷物をかけておける黒いフックがあります。
mamaroの利用料金と利用時間は?
mamaroの利用料は無料です。
ただし、1回20分までの利用とされています。
mamaroの中にはモニターが設置されており、鍵をかけて入ると
画面上で利用できる残り時間がカウントダウンされます。
利用時間の20分が過ぎた場合、どのようになるのかは試していないのでわからないのですが、
不正利用の場合は、mamaroを製作した会社であるTrimと設置施設にアラートメールが送信されるようになっています。
プライバシーに配慮しつつ、不正利用も察知してくれるのは安心だね!
mamaroはどこに設置されているの?
mamaroは上記の写真に掲載されている施設の一部店舗やその他の施設にも導入されています。
2020年1月31日にmamaroのホームページを確認したところ、141台の導入実績があると書かれていました。
mamaroの場所や空き状況については、Baby meというアプリで確認できます。
Baby meというアプリは、mamaroの場所の他にも、おむつ交換台の場所などもわかるアプリです。
調べたいものをアプリ内の検索ワードに入れると、場所を教えてくれます。
お出かけする施設にmamaroやおむつ交換台があるかどうか、事前に調べておくと、スムーズにお出かけできますよ。
私もまだダウンロードしたばかりで使いこなせていないのですが、使ってみてよかったらまた記事を書きますね。
mamaroの場所や空き状況がわかるアプリのダウンロードはこちらから!
パパも入れてママも安心な個室授乳室、mamaroを使った感想…便利な点
①鍵がかけられるので安心
mamaroは鍵のついた個室のため、ママも安心して授乳が出来ます。
私も先日初めてmamaroを利用しましたが、他の授乳室とは安心感が格段に違いました!
鍵をかけられるなら、安心ですよね。
②パパも利用できる
パパが入れない授乳室も多いですが、mamaroはパパも利用できます。
パパも周りを気にせず、安心して子どものお世話ができるね!
③おむつ替えができる
おむつ台として利用できる座席の高さは低く、座席の面積も小さいですが、おむつ替えもできます。
男子トイレにおむつ替えができるスペースが設置されていない場合、
mamaroがあると便利だね!
④離乳食をあげてもOK
私の息子はまだ離乳食が始まっていないのですが、mamaroは離乳食をあげてもOKです。
子どもにご飯を食べさせたいけど、場所がないという場合も役に立ちそうですね。
⑤コンセントがある
すごくぶれてて申し訳ないのですが、座席の右後ろあたりには、コンセントが1個ついています。
赤ちゃんのお世話をしつつ、何か電源を緊急で使いたいという時は便利ですね。
⑥コンパクトな大きさで可動式なので、災害時も活躍しそう!
mamaroはコンパクトかつ可動式なので、災害の時にも役立ちそうです。
プライバシーを保つのが難しい災害の現場で、せめて授乳や子どものお世話をする場面だけでも安心できたらいいですよね。
⑦狭いからこそ、なんだか落ち着く
これは完全に私の主観ですが、狭いからこそプライベート感があって、落ち着く空間でした。
外出先で授乳をする時って、私はいつもそわそわしてしまうんですよね。
しかし、mamaroを利用した時は、落ち着いてゆったりした気持ちで授乳できました。
落ち着くのは、木のぬくもりをイメージした感じのデザインの効果もあるように思います。
パパも入れてママも安心な個室授乳室、mamaroを使った感想…デメリットやもっと良くなると感じた点
①おむつ替えで使うには少し不便
おむつ替えはやろうと思えばできそうでした。
しかし、私は以下の理由でおむつ替えはしにくいと判断し、おむつ替えはmamaroではしませんでした。
【おむつ替えがしにくい理由】
(1)おむつ替えの台が低い
(2)おむつ替えの台が狭い
(3)洗面台がないため、手を洗えない
(4)おむつを捨てるゴミ箱がない
ひとつずつ、もう少し詳しく書かせて下さい。
(1)おむつ替えの台が低い
→座席の上でおむつ交換をすることになるため、私自身がかがむ、あるいは膝をついておむつ替えをするしかない状態でした。
体勢が苦しくなりそうだったので、おむつ替えを諦めました。
(2)おむつ替えの台が狭い
→便利な点でお話しした通り、メインの座席と可動式のいすをくっつけておむつ替えの台として使うことになります。
おむつ替えできないことはないんですが、私は少し狭く感じました。
(3)洗面台がないため、手を洗えない
おむつ替えをした後は、衛生上手を洗いたい……そう考えると、手を洗うスペースがない中で
おむつを替えるのは抵抗がありました。
おむつを替えたいけど、場所がない、でもmamaroはある!という状況なら、手ピカジェルやアルコールで手を消毒すれば、使うのはありかもしれません。
(4)おむつを捨てるゴミ箱がない
使用済みおむつを入れておくゴミ袋は一応持ち歩いてはいますが、外で捨てられるなら捨てちゃいたいと思うのがママ心……(笑)
女子トイレなら、おむつを捨てるスペースがある場合も多いので、おむつ交換はmamaroではなく
トイレでする方が楽だと思いました。
②荷物を置くスペースが少ない
mamaroの中で荷物を置けるスペースは以下の3つです。
【mamaro内で荷物が置ける場所】
・可動式のいす
・荷物がかけられるフック
・メインの座席の右側のスペース
子どもと一緒にお買い物に行くと、荷物って多くなりますよね。
私がmamaroを利用した際は、リュックひとつで入ったので、今回は特段困りませんでした。
しかし、もっと荷物が多い時は困りそうです。
お子さんが2人いたら、サブソファーも埋まってしまうので、余計荷物を置くスペースがなくなりそうです。
荷物を引っかけて置けるフックが2つくらいあればいいのになあ……
mamaro担当者さん、是非ご検討下さい!
③利用時間が20分と短い
mamaroを必要としている、たくさんの人たちが使えるようにするには、やはり利用時間はある程度制限が必要です。
そのため、利用時間が20分というのもしょうがないと思います。
しかし、いざ自分が利用してみると、やっぱり20分は短く感じました。
私が利用した際、授乳とおむつ替えをしたかったのですが、授乳に15分かかり、
おむつ替えは断念しました。
25~30分くらいの利用時間であれば、時間的には授乳もおむつ替えもできそうな印象でした。
ただ、授乳さえできれば、おむつ替えはトイレを探せば済む話ではあったので、最低限授乳が出来れば私は十分かな?とも感じます。
④夏場は中が暑いことも。
私がよく利用するmamaroはショッピングモール内が多いので、あまり気になりませんでしたが、設置場所によっては、中が暑かったという口コミも見かけました。
授乳で使うとなると、ママと赤ちゃんがぴったりくっついている状態なので、暑いですよね。
夏は冷感グッズを携帯して、暑さ対策できると安心です。
⑤パパも使えるが名前はmamaro……
これはあくまで私の考えで、尚且つちょっとひねくれた考え方かもしれませんが……
ママもパパも使えるのに、名前はmamaro。
どうしてもママのイメージの方が先行してしまい、
パパは果たして使いやすい名前なんだろうか?
なんてことを考えてしまいました。
mamaroを作ったTrimという会社は、ママを幸せにするということを会社のミッションとして掲げているので、その影響もあるかもしれません。
子育てはママがするものというイメージもやっぱり強いでしょう。
育児はママもパパもやるもの……
そういった当たり前の価値観が広まってきている今だからこそ、
mamapaparoなんていう名前もいいのでは?と思いました。
パパも入れてママも安心な個室授乳室、mamaroは便利!
最後にmamaroの良い点と気になるマイナスポイントをまとめておきます。
マイナスポイントももちろんありましたが、鍵がかけられる個室授乳室はママからすると本当に安心でありがたいです。
パパも気兼ねなく利用できることを考えると、このmamaroは本当に便利です。
色んな施設や場所でmamaroのような個室の授乳室が増えて、ママもパパも安心して授乳やおむつ替えがしやすくなりますように!
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